基本情報


研究課題名

つっかえタイプの非流ちょう性に関する通言語的調査研究

研究の概要

日本語には話し手のきもちや人物像に応じて、実に多様な「つっかえ方」がある。だが、他言語では単語を発音中のつっかえ方は1 種類しかないという。

そこで本研究は、日本語に似た世界の諸言語のつっかえ方の調査を通じて、この真偽を確かめ、言語を越えたつっかえのあり方を考察するという、これまでにない日本発、そして世界初の通言語的な研究を展開する。

なお、本研究は、日本語と他言語の、つっかえに関する共通点と相違点を明らかにしようとするものではあるが、それは本研究の最終的な目的ではない。

本研究がつっかえという「特異現象」にことさらに着目するのは、コミュニケーションの原理、発話のあり方、そして音声言語の文法を解明するための突破口を見出すためであり、通言語的な対照は手段であって目的ではない。
言語の対照作業も、あくまで根源的な解明に向けての広い視野のもとでおこなっていく。

基本データの紹介

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研究組織(所属・職位は2015年4月時点のもの)

研究代表者:
 定延利之(神戸大学・国際文化学研究科・教授)

研究分担者:
 林良子

連携研究者(敬称略,五十音順):
 宇佐美まゆみ
 Donna Erickson
 金田純平
 Nick Campbell
 坂井康子
 匂坂芳典
 朱春躍
 砂川有里子
 友定賢治
 森庸子
 大和知史

研究協力者(一部)(敬称略):
 J.C. Williams
 藤村靖(2017年3月まで)
 沈力
 Andrej Bekeš

  言語コンサルタント:
  韓国語:
      柳圭相(Ryu Kyusang)
      朴英珠(Park Youngju)
  シンハラ語:
      ディルルクシ・ラトナーヤカ(Dilrukshi RATHNAYAKE)
      ディルシャーニ・ジャヤティラカ
      (Hitihamy Mudiyanselage Dilshani Thilanka Kumarihamy JAYATHILAKE)
      新井潤
  タミル語:
      アントニサーミ・サガヤラージ(Antonysamy SAGAYARAJ)(2017年4月まで)
      アントニ・スサイラジ(Antony SUSAIRAJ)
  トルコ語:
      アイシュヌール・テキメン(Ayşe Nur Tekmen)
      ナーゲハン・アヴダン(Nagehan Avdan)
  ハンガリー語:
      ヒダシ・ユディット(Judit Hidasi)
      ヴィクトリア・エシュバッハ=サボー(Viktoria Escbach-Szabo)
      ショモディ・ユーリア(Júlia SOMODI)

研究種目

基盤研究 (A)

研究期間

平成27-30年度を予定

課題番号

15H02605

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