私が薦めるこの一話

アンソニー=ヒギンズ様(翻訳フリーランサー)

Portrait 第1回投稿作品 2010007 浮々亭好水さんの作品
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日本語の軽い会話によく見る現象の一つは,主体の曖昧さです。
話の流れにちゃんと気をつけていなければ,誰が何をしているかは分かりにくくなりがちです(特に外国人にとって)。

その現象の楽しい例として「私のちょっと面白い話」の作品2010007 をお勧めします。

この話では語り手が友人とともにレストランでの誤ちについて語っています。
ただし人称代名詞をあまり使わないため,それが自分のことだけか2人としてのことかは曖昧です。

このような語りかた(人称代名詞を不明にすること)は日本語の会話によく耳にしますが,それを外国語に翻訳すると大変困ります。
特に英会話の場合は人称代名詞をそう簡単に抜けることができないから,混乱の種になります。

英語圏の翻訳者の頭を悩ます方法を企みたければ,是非この「おもしろい話」をご覧ください!



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