私が薦めるこの一話
萩原順子先生(オックスフォード大学)
第6回投稿作品 日本語学習者の部 2015010 話者10さん「片想い」
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話者10さんがコンビニの店員に恋する話です。
はじめは、親友の恋バナを聞いてる感じで、それから、それから、とドキドキ、ワクワクしながら、ぐいぐい話に吸い込まれていきます。
途中、何回か細かいところでくすっと笑わせるところもあり、それが最後のおちにつながる布石となっているのですが、聞いてるときにはそんなことには気づかず、話は終盤へ。
最後に大どんでん返しがあります。そうきたか、と。
ものすごくよく練られたストーリー展開です。
ストーリーの面白さだけではなく、「ファミマ」「百ロー」など、コンビニの名前、また省略語、コンビニ文化の話へと、日本文化の教材としても、いろいろな角度から料理ができる作品となっています。
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